新年早々プライベートレッスンにまだプロデビューしたばかりだとゆう若者が練習に来た、何を教えてほしいの?と聞くと新しい蹴りのハーフキックですと言って、その蹴りで決着がついた大晦日の試合映像を私に見せてきた、見ると二人共センスいい動きはしている、膝下の下段を数発蹴られ終了した。
負けた方の選手が下段蹴りの初歩的なカットができていないのが敗因であるが¨¨¨
これはタイ人と昔のキックボクサーは使っていて昔からある蹴りだぞ、と彼に言った、その昔はカーフキックと呼び名ではなく普通にローキックと呼ばれていた。
この蹴りでKO決着は稀にあったがほとんどが膝上部のローキックによるKO決着であった
私自身も昔砂袋を蹴り込みローキックを猛練習して追究した日々があった。
タイ選手と日本キック王者との練習と極真の選手との下段蹴りだけのスパーリングもやってきた。
私の経験では膝上の正面に近い角度程当てれば効く、実際には膝斜め横の部位である、その際フェイントも重要だが軸足の甲は斜め前に横になるようにしてパンチのカウンターを警戒して顎を引き頭を横に振り踏み込んで蹴る。
この軸足の甲の踏み込みができれば試合中スタミナが切れてもまだミドルも数発蹴る事ができる、人間の足の甲は動いた方向に片方の足も自然に無理なく回ってくるようになっている
パンチのフックを打つ場合は足の裏親指の付け根の使い方が重要になってくる等¨¨を実技をしながら若者選手に指導したが、防御のカットの技術も徹底的に指導をした、下段蹴りのカットができれば蹴った相手は2発目はすぐには蹴れなくなりタイミングによっては逆KO勝ちもあるのである。
過去にKー1の試合でニコラスペタスが蹴った下段をグルセルゲイ(制圏道)がカットしてニコラスペタスの足が骨折してセルゲイの逆KO勝ちがあった。
しかしまあ昔からある技術が最近は新しい技だとか言われているとゆう!?
なんか私はタイムスリップした気分になったのであった。